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アマチュア無線による非常通信協力

横浜市アマチュア無線非常通信協力会本部公認HP

横浜市アマチュア無線非常通信協力会 都筑区支部公認HP

このHPは、横浜市アマチュア無線非常通信協力会都筑区支部情報として、支部発足以来、約17年間広報して参りましたが、

この度、公認HPが出来ましたので、当HPは今後、横浜市アマチュア無線非常通信協力会のPR、非常通信に関する一般的な

情報をお届けすることと致します。

入会等、手続きは公認HPを参考に進めて下さい。

尚質問等はお受けします。














写真は、都筑区役所に設置されている無線機





...アマチュア無線と非常通信


我々は危機意識に欠けてないか...災害は忘れた頃にやってくる。

南関東地域における直下型の地震発生が切迫しています。私達非常通信協力会は、常に地震は必ず来るとの危機意識を持って活動しています。





1.非常時における通信の問題点

大地震などの災害時には、送電線や電話線は寸断され停電や電話が不通になる事態は残念ながら避けられません。
また、携帯電話は途中に複雑な交換機や中継器が多数介在しているため、同様に不通になる可能性が高いと想定されます。 仮に不通にならなくても通話が集中してパンク状態で接がらなくなることは間違いありません。又、充電が不可能となるため長時間の使用が出来ない。乾電池が使用できない。
そんな場合には、交換機や中継器のないシンプルな無線通信が最も信頼性が高く有効です。
しかし、大災害時には警察無線・消防無線・防災無線等だけではきめ細かな広域に配置は出来ず、とても必用通信量をこなせるものではありません。
とりわけ我々各地域末端どうしの助け合い情報や地域と行政機関への情報伝達等は期待できません。
すなわち、地域末端からの救助要請や災害拡大防止情報などの発信や、逆に行政機関からの全地域への指示要請の伝達も困難な状況になります。

2.アマチュア無線通信の信頼性と通信能力

アマチュア無線通信は、複雑な交換機や中継装置が介在せずシンプルであるため、災害時でも壊れる要素がなく信頼性が極めて高い通信手段です。
そして地域住民の中に多数のアマチュア無線局が存在するため、災害時における通信手段として極めて有効です。
別の言い方をすれば、通信能力と信頼性が高く、業務無線局より圧倒的に数の多いアマチュア無線局を非常時に活用しない手はありません。
現実に過去の大災害時では、大きな貢献を果たしてきた実績があります。
アマチュア無線の通信技術は、電話通信の他に、文字通信(パケット通信)、静止画像通信(SSTV)、モ−ルス通信等、高度な技術を応用したものまでいろいろあります。
許可されている電波には、近距離用、中距離用、長距離用とあり、そしてチャンネル数も大変多く、その電波は国内ばかりでなく世界を飛び回っています。勿論、人工衛星を利用しての通信も行われています。
すなわち、アマチュア無線の技術レベルは、クラスによってはプロの分野に匹敵又は上のものまであり、信頼性と通信能力はもっともっと注目されていいのではと確信致します。

3.アマチュア無線と他の手段との比較

災害時における各種情報伝達手段の有効性
情報伝達手段 理     由
ラジオ 乾電池で長時間動作する。双方向通信ではない。
テレビ 停電時には殆ど使えない。
有線電話 回線が寸断される。通信が集中し接がらない。1対1の通信しか出来ない。
携帯電話 通信が集中し接がらない。複雑な交換機や中継システムが壊れる可能性がある。充電が不可能となるため長時間の
使用が出来ない。乾電池が使用できない。1対1の通信しか出来ない。
インターネット 停電時には殆ど使えない。回線が寸断される。
防災無線バックアップ゚電源設備がある。複雑な中継システムではない。限定個所にしかない。
アマチュア無線 乾電池やカ−バッテリで通信。交換機や中継器等の介在システムは全くなく信頼性が高い。1対1の通信だけでなく、
放送と同じく1対多数に一斉情報伝達が出来る。市民区民末端地域の中に多数のアマチュア無線局がある。

4.非常時におけるアマチュア無線の役割

アマチュア無線局とは、営利を目的とせず専ら通信技術への興味と技術の向上等を目的に開設される無線局です。

アマチュア無線は趣味を目的としての無線技術ですが、電波法に地震、台風、洪水、津波、雪害、火災、暴動その他非常の事態が発生し、又は発生するおそれがある場合において、有線通信を利用することができないか又はこれを利用することが著しく困難であるときに人命の救助、災害の救援、交通通信の確保又は秩序の維持のために非常通信を実施出来るよう認められています。( 電波法第52条4項非常通信)
場合によっては、総務大臣より無線局に対し必要な通信を実施するよう命令が発せられる事もあります。(電波法第74条非常の場合の通信)
私達は、総務大臣の命令が発動された場合、即ち国家の要請である非常の場合の通信を円滑に出来るよう訓練を積んでいる訳です。但し法74条には、52条4項の非常通信も含まれるので結果的には非常通信の訓練を行っていると解釈出来ます。訓練を実施する場合、「訓練、訓練」を前置して行うのは非常通信協議会が実施する訓練への参加時以外は本来の目的外通信となり注意が必要です。

アマチュア無線局に与えられる周波数や電波形式は多種多様であり、資格によっては大きな送信電力まで許可され、通信能力は業務無線局をしのぐものもあります。
そのアマチュア無線局数は全国に約70万局もあり、制度が出来て以来約330万名余の方が資格を取得しています。このようなことから、災害時の行政機関同士の通信とは別に、末端の避難所間相互通信や、それら地域と区役所間等の通信で救援要請や災害拡大防止情報通信等、あるいは行政側から全地域へ一斉指示の伝達などで有効に機能することは間違いありません。
具体的な例としては、横浜市の都筑区内27個所の防災拠点(災害時には避難所となる小中学校)、さらに地域の一時避難場所等と行政機関(区役所)間、または避難場所間の相互通信はアマチュア無線が防災無線の補間として、すでに組み込まれています。
さらに、状況によっては、行政機関の通信(市役所と区役所、区役所と区役所)の補間も想定されます。
災害現場から遠隔地の親戚縁者へ安否情報伝達などの通信も可能です。
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       平成24年度第4四半期(平成25年3月末)の

       第一級〜第四級アマチュア無線技士資格者数

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 総務省は、平成24年度第4四半期(平成25年3月末)の第一級〜第四級

アマチュア無線技士資格者数を発表しました。

 各級アマチュア無線技士の資格者数の内訳は次のとおりです。

第一級アマチュア無線技士  30,079

第二級アマチュア無線技士  77,628

第三級アマチュア無線技士  220,785

第四級アマチュア無線技士 3,055,638

小 計          3,384,130

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 平成29年度末(平成30年3月31日現在)のアマチュア局数

 総務省が発表している、平成29年度末(平成30年3月31日現在)の総アマ

チュア局数は427,070局で地方別の内訳は以下の通りです。

北海道 38,854

東北  44,894

関東  121,711

信越  17,871

北陸  10,563

  東海 56,822

近畿  51,323

中国  26,692

四国  19,584

九州  36,316

沖縄   2,440

小 計  427,070局

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5.災害時の活動実績

過去の大災害では常にアマチュア無線通信が活躍していますが、 近年では、山形県酒田の大火.雫石の旅客機の衝突墜落事故.宮城県沖地震.長崎の大水害.南米チリ.メキシコの大地震等世界各地の災害にアマチュア無線が救援活動の通信連絡に大活躍をしています。
又、人災では東京世田谷の電話ケ−ブル火災事故の際に、地域住民の110番.119番通報の手助けにアマチュア無線が活用されました。
このように、アマチュア無線の非常事態に於ける利用、貢献は枚挙に暇が無いほどであります。
記憶に新しい阪神淡路大地震には、被災地の災害復旧活動における通信の疎通を確保するために、日本アマチュア無線機器工業会(JAIA)の協力を得て、V/UHF帯ハンデ−型無線機数百台が配布支援されました。(8J3AAA〜コ−ルサイン、電池5000個付)
このように、多数の無線機器の提供と特別局が免許されるなど、潜在無線機器数/有資格者数が200万にも達するアマチュア無線ならではの臨機応変な非常通信ボランティア活動が出来るわけです。

6.横浜市の組織と現状

総務省発表、平成15年1月31日現在、横浜市内にアマチュア無線局は14,014局存在します。
有資格者は、いろんな情報から私たちの推定では約56,000人位存在すると思っています。
以上の市内に在住又は勤務するアマチュア無線家によって、横浜市には、災害時の非常通信に協力する目的で昭和47年4月に”横浜市アマチュア無線非常通信協力会”が結成されています。
すでに30年を越える歴史をもち、会員も915名を超える県下有数の災害対策協力団体となっています。
横浜市では、過去の災害時におけるアマチュア無線の有効性をかんがみ、協力会と協定を結び、災害時の通信手段の補間として組み込まれています。
すなわち市庁舎および18区役所全てにアマチュア無線クラブ局が設置されています。
その運用は、協力会に登録された会員のアマチュア無線家が行うことになっています。
本部活動として、横浜市主催防災訓練、防災フエア−、への参加もしています。


横浜市アマチュア無線非常通信協力会非常通信系統網

--------------------------------> 各区役所---->協力会加入局

--------------------------------> 各区役所---->協力会加入局

横浜市役所統制局 JR1YWC--->都筑区役所 JO1YEV-------> 避難所クラブ局(小、中学校27ヶ所)

-------------------------------> 各区役所---->協力会加入局

-------------------------------> 各区役所---->協力会加入局


注:避難所クラブ局が設置されているのは都筑区だけです。

7.都筑区の組織と現状

平成6年11月新区”都筑区”が誕生し、都筑区行政側に災害対策連絡協議会、協力会側に 都筑区支部が発足しています。
都筑区では、区役所5階総務課に都筑区役所クラブ局(JO1YEV)の通信機器が、屋上の通信タワーにアンテナが設置されています。
この設備で、都筑区全域はもちろん、横浜市全域、さらには東京・千葉の近県も通信圏内です。
都筑区では、平成12年1月都筑区と都筑区支部独自の協定が締結されています。
都筑区では、災害時において都筑区災害対策本部(都筑区役所)と避難所との非常通信網を確実なものとするため、無線機等一式を各避難所想定の都筑区防災拠点(27ヶ所)に全て配備、避難所側も全てクラブ局となっています。
都筑区役所クラブ局(JO1YEV)と、区内各地のクラブ局との通信は、協力会都筑区支部会員が中心となって運用します。
会員は都筑区と支部との協力で、講習会等実施会員増強に努力し、18区内最高の120名であります。
都筑区内には、アマチュア無線局が637局開設しています。
有資格者は、約2,500人いると推定しています。
現在の会員数は、区内27ヶ所防災拠点(災害時には避難所になる)数に比較すると、まだまだですので、大いに参加登録し私達の街を自分達で守ろうではありませんか。
会員は、個人だけでなく団体もあります。今後、福祉施設.医療機関.企業等の参加も考えられます。
訓練は春、夏の防災訓練に参加、アクテイブでない会員の為に移動運用を数回/年実施しています。
地域クラブ局である”横浜都筑アマチュア無線クラブ”とも連携し、移動公開運用、都筑祭への参加等地域への貢献にも努めています。

8.入会の勧め、都筑区役所内無線室風景

横浜市都筑区のハムの皆さんへ−入会の案内


都筑区災害対策連絡協議会
都筑区災害対策連絡協議会防災計画部会
横浜市アマチュア無線非常通信協力会役員,支部長名簿

災害時非常無線通信の協力に関する協定(横浜市<-->協力会)
災害時非常無線通信の協力に関する協定(都筑区<-->協力会都筑区支部)
横浜市アマチュア無線非常通信協力会非常通信系統網
横浜市アマチュア無線非常通信協力会都筑支部非常時におけるマニュアル
都筑区防災拠点(27ヶ所)



9.防災訓練の記録

平成8年度都筑区総合防災訓練への参加要請と実施概要
平成9年度都筑区総合防災訓練への参加要請と実施概要
平成11年度都筑区総合防災訓練への参加要請と実施概要
平成12年度都筑区総合防災訓練への参加要請と実施概要
平成14年度都筑区総合防災訓練への参加要請と実施概要






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横浜市アマチュア無線非常通信協力会金沢区支部

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戸塚アマチュア無線クラブ

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平塚地域アマチュア無線クラブ

横浜市アマチュア無線非常通信協力会港南区支部

日本アマチュア無線連盟神奈川県支部

YOKOHAMAスナップ(横浜都筑アマチュア無線クラブ)
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(JI1CYX氏のコンテスト優勝、入賞の歴戦の記録は是非ご覧下さい)


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Last update: 2022-01-19